こんにちは、ももたすです!
大学受験のカギを握る英語、思うように成績が伸びない方もいるのではないでしょうか?
英語は勉強法が命です!!
また、何をどう勉強したらいいのかさっぱり・・。という人もいると思います。私もそうでした。
間違った方法で勉強していても時間だけが過ぎてしまいますが、逆に勉強法さえ正しければ誰でも、やった分だけ成績がアップする科目でもあります。
私は勉強を始めたときは”何が分からないのかもわからない”、という状況でしたが、”英語 勉強法”で死ぬほどググり(多分100記事は見た)、試行錯誤して勉強した結果、 50にも満たなかった偏差値が半年で70を突破しました。
今回は、「勉強法は分からないけどググるのめんどくさいっす」「いやいや勉強法ありすぎて絞れん」「けど英語の成績爆上げしたい」といった人たちに成績の上がる勉強法をお伝えします。
目次
☑ももたすの受験生時代
私は中高一貫校に通っていたため、中学からまともに勉強したことがありませんでしたが、自分では英語ができるほうだと思っていた救いようのないバカでした。
それは定期試験がテキストの英文を丸暗記すれべば乗り切れるような簡単なもで、一夜漬けで暗記してそれなりの点数が取れてしまったためです。模試ては全く分かりませんでしたが(冗談抜きでほぼ勘で解いていましたが私の勘はよく当たりました。どうでもいいですね。)、テストで点とれてるから大丈夫と謎の自信を持っていたのです。「定期試験はできるけど模試は大事故」という状況でした。
このような方は割と多いのではないでしょうか?
そんなわけで私は勉強を開始した高2の冬の時点で他動詞と自動詞の違いも分からず、SVCOって何?状態でした(笑)
高2の冬って早くない?と思いますよね。
私はひねくれ者なので「人より早く勉強を開始して直前期はぐうたらする」というまあ訳の分からない勉強計画を立てたんです。(実際、直前期はぐうたらしていた)
話は逸れますが、もし、この記事を見ている方がまだ受験勉強を開始していないのならば、今日からでも始めるべきです!直前期怠けていても大丈夫だし(できるなら勉強したほうがいいですが・・)、心のゆとりができるからです。
しかーし!部活などでかなりギリギリになっている方でも大丈夫です。いや矛盾してるやんと思うかもしれませんが、実際私が英語を猛勉強していたのは半年で、成績が上がってからは単語を確認したり、忘れないように長文を少し読むくらいしかしていなかったからです。
これに関してはこちらの記事をご覧いただければよりわかると思います。↓
以下、成績の推移です。
高2の12月 |
高2の2月 |
高3の4月 |
高3の6月 |
50未満 |
50未満 |
65 |
74 |
ご覧の様に、成績は半年で爆上がりしました。
ちなみに、
高2のセンター同日模試:89点
センター本番:196点
です。
高3の6月以降は私はひたすら世界史をやっていたため英語は維持する程度のこと(単語帳、長文を流し読み)と過去問しかやっていませんでした。
前置きが長くなりましたが、ここから具体的な勉強法と参考書についてお伝えします。
※参考書だけ知りたいという方はこちらに飛べます。
☑まずは志望校の傾向を知る
最初にやることは、過去問に目を通すことです。
「いやいや、こっちはまだ何もわからんのよ」と言われそうですが(笑)
勿論、解くわけではありませんが、敵を知らずして対策は練れません。
例えば、語彙問題が多いな、とかほぼ長文だな、とかその程度でいいので大体の傾向を把握します。そうすることで自分がどこに重点を置いて勉強するべきなのかが分かるからです。
まあ最初は傾向を知ったところでやることは一緒なのですが、これを勉強の際に頭の片隅に入れておくことで効率的に勉強できると思うので、騙されたと思って目を通してみてください。
☑英語勉強の本質
受験英語はピラミッド構造になっています。
単語や文法を知らずに長文は読めませんし、土台が固まっていなければ成績は上がっていきませんので、大体の順番として
①英単語・熟語→②英文法→③英文解釈→④長文読解の順で勉強するのがおすすめです。
ここで重要なことを2つ、先にお話ししておきます。
1.受験英語で大切なのは”反復”です。つまり、同じ参考書をボロボロになるまで繰り返し使いこむのが勝利のカギです。
友達が使っている参考書のほうがよさげだな…とか思って参考書を変えようとしたり、増やそうとする人がいますが、それは逆効果です。
正直、有名どころの参考書なら大失敗することはないですし、どの参考書でもやりこめば合格できる力はつくと思います。なので、自分の使っている参考書を信じて最後まで浮気は禁物!
2.英語の成績は上がるまでに約3か月かかるといわれています。私は12月1日から勉強を開始し。冬休みは誰よりも勉強したつもりでしたが、1月の模試では今まで通りの悲惨な結果でもう勉強をやめようかと思ったことがありました。
定着までには時間がかかりますが、少し辛抱して勉強を続けるといきなりガン!と上がる時が絶対に来ます。なのでめげずに、「こんなもんか」と割り切って頑張ってほしいと思います。
それでは、5つの分野について次の項目で一つ一つ解説していきます。
☑基礎の勉強(英単語・熟語、文法)
≪英単語・熟語≫
英単語の学習で大切なのは”単語帳一冊を完璧にする”ということです。
「友達が難しそうな単語帳使ってるから自分もやらなきゃ」と不安になって沢山の単語帳に手を出してしまう人がいますが、それは絶対にやってはいけません!
単語は無限にあるので覚え始めたらきりがありませんし、知らない単語を0にすることは不可能です。つまり試本文中にある単語を100%知っているということはほぼあり得ません。
受験によく出る単語は決まっているので、一冊単語帳を完璧にしていれば後の単語は知らなくても合格できます。

これは意外と役に立ったのでお勧めです。単語帳にはないけどやたらと見かける単語、ってのが幾つかありまして、それを覚えておくとほかの受験生と差が付きます。
勿論その都度ランダムに単語を書いていってもいいのですが、もう一つの単語帳としてガシガシ使いたい、という人はアルファベット順に並べるとわかりやすくていいと思います。
さて、そろそろ「英熟語どこ行った?」とツッコまれそうですが・・。
勉強を始めた段階では、とりあえず英熟語はポイッと置いておいても問題ないです。
理由は二つあります。
①英熟語は英単語をある程度覚えてからのほうが覚えやすいから。
②だるいから。
は?って感じですが、本当に覚えにくいしだるいんです。
なぜだるいからと後回しにするのか?
→単語と文法など基礎が固まり、長文読解をやるとだいぶ読めるようになっていると思うのですが、ここで熟語の知識が必要ということに気づきます。熟語は割と大事なのですが、本当に必要性を感じたときにガッとやるのが最も効率的です。
つまり、やるタイミングは長文読解をそこそこやったころです。
おすすめの熟語帳はこれ↓
問題集タイプになっているので何度も繰り返し解くことで自然と身についていきます。
流石に1000は多いので全部完璧にする必要はないですが、(私も全部は覚えきれませんでした。)8割くらい言える、くらいの状況にしておけばかなり優位に立てると思います。ファイト!
≪英文法≫
英文法は単語と並行してやるのが良いです。私は自分で歩く文法書と自称するほど文法をやりこんだのですが、”文法に関しては何でも聞いて”っていえるくらいまでやると英語の成績が安定します。
私が使った参考書は三冊!
・Forest…私の相棒。使い込みすぎて表紙が取れました(笑)
・Next Stage…通称ネクステ。学校の小テストで使われていたテキストで、受験勉強を始める前まではなめ腐っていたけどまじで使えます。恩人。最初はこれからやれば間違いない。
・全解説頻出英文法・語法問題1000…ネクステやりすぎて答え覚えちゃって飽きたからもう1段階レベルアップしたやつ。直前までお世話になりました。
基本はネクステを使いました。使い方としては、
1.左ページの問題を何も見ずに解く
2.右ページの解説を読む
3.解説を読んでもわからなかったらForestで該当箇所を読む。
(ネクステは解説が浅いから最初はほぼForest使わないとわかんないと思いますが、Forestで本質的な文法を理解できるのでめんどくさがらず読む)
まずは3周!
途中から答えを選択するだけでなくなぜほかの選択肢ではだめなのかも検討するようにする。
この辺で何となく文法について把握できてくるころだと思うので、次は苦手な分野をあぶりだします。(全然頭に入ってないという人は5個中2個わかるくらいまでは繰り返します。)
4.左ページの番号の左側の空白に、問題を解いて出来たら○、微妙なら△、間違えたら×をつけます。(3周程度)
ここで重要なのは、”出来る”の基準です。
問題を何回も繰り返していたら何となく答えを覚えてしまいますが、それでいいんです!
①”なぜこの答えになるのか”のプロセスを自分で説明できること
②答え以外の間違った選択肢はなぜ違うのか説明できること
この二つを満たして初めて○です。答えが合っただけでは○とみなしてはいけません。
5.あぶりだした苦手分野を重点的につぶす
以上の手順でネクステを完璧にすれば9割以上の文法問題には対処できます。
しかし、文法問題に重きを置いている学校や早慶などの難関大学ではもう少し文法を固める必要があるのでネクステと同じ手順で全解説シリーズの問題集をこなします。
いやそんなに時間がない!という人は全解説の文法問題集は飛ばしてもらって構いません。
*ちなみに、偏差値が30台ほどでネクステが呪文集に見える、という方は何でもいいので中学文法の問題集を1冊こなしてからやるのをおすすめします。
間違いまくるけど解説読めばニュアンスは理解できる、という人は参考書をあえて増やす必要もないと思うので、Forestを駆使してくらいついてみてください。
ここまでやれば最強!「歩く文法書」です!!!!めでたい!!!
☑ちょっと応用(英文解釈)
英文解釈はいらないという意見もあるのですが、個人的にはかなり意味のあることだと思います。
なぜなら英文解釈をやることで英文の構造が瞬時にわかるようになるからです。文の構造が分からないと読解は不可能です。文法からいきなり長文読解に飛ぶよりも、結果的には効率的に成績を上げることができると思います。
私が英文解釈の勉強で使ったのは以下の二冊です。
⑴基礎英文解釈の技術100
このシリーズは全部で三冊あるのですが、英文法がある程度固まっている人ならこの基礎100がいいと思います。このシリーズで、英文解釈の技術100という基礎がついていないバージョンもあるのですが、それは正直オーバーワークなので「時間が有り余ってしょうがないぜ!」って人流行ってもいいのかなと思いますが、個人的にはそれをやるよりは長文ガンガン読んだ方がいいと思います。
やり方としては、
☝1-3周目
1.ノートに英文を写し(もしくはコピー)、SVOなどの構造を書き込む
2.構造把握したら和訳する
3.解説を読み、間違えたらなぜ違うかを考える
☝4周目以降
テキストの何も書き込まれていない英文を見て音読
…頭の中で構造把握、和訳を同時にできるようになるまでやります。
ここまでやれば、かなり英文が読みやすくなっているはずです。
⑵ポレポレ英文読解プロセス50
この本は、早慶や国公立の大学を志望する人のみで構いません。
かなりハイレベルで、⑴の本を何周もして完璧にした私も最初に見たときは歯が立ちませんでした。
初めのほうは答えを見ながらで構わないので、⑴と同じ要領でできる限りチャレンジしてみてください。
全部できるようになれば、かなり難しい英文も読みこなせるようになっていると思います!
しかし、英文解釈には一つ注意点があります。
私は英文解釈をやりこんだため、長文を読むときもすべての英文の構造を把握しようとする癖がついてしまい、長文を読むスピードが著しく遅くなってしまいました。
英文解釈は大切ですが、長文を読む際はすべての構造を把握する必要はありません。
どういうこと?と思う方もいると思います。
構造を把握しようとしなくても読める文章は読み飛ばす、どうしても意味の取れない分だけ分解して理解する、という分類をして長文を読むようにしないと制限時間内に問題を解ききることは不可能です。
つまり、英文解釈は長文読解の際には部分的にしか使わない、という意識を持ってほしいということです。和訳問題の時と、複雑な文の時に使う、と自分の中で決めたことで私は読むスピードを上げることに成功しました。
この注意点に関しては長文を読んで遅いと感じることがなければ問題ないのですが、もし、私と同じような悩みをお持ちの方は試してみてください。
☑応用(長文読解)
さて、ここまで来たらゴリゴリ長文を解きまくります!
(英文解釈がある程度のところまで行ったら並行してやり始めてもいいと思います。)
長文の勉強では
①より多くの英文を読む vs. ②1つの英文を読み込む
と、二つのやり方がありますが、”二つの美味しいとこどり”がおすすめです。
「いや真逆だし無理やん」と言われそうですが、少しずつ取り入れるんです!
つまり、”たくさん英文を解きつつ一つの英文を2-3回反復する”という方法です。
私は受験生時代にどちらのやり方も試してみたのですが、
①では、よほど簡単な英文でない限り一回ではその文章で吸収できるであろう情報が整理しきれず、”やりっぱなし”に等しい状態、自分のものにできていない状態でした。
②では、同じ文章を読みすぎて飽きてしまい、やる気が低下したからです。
飽きない人ならいいのかもしれませんが、ただでさえやりたくない受験勉強を少しでも面白くしようとあがいた結果この方法にたどり着きました。
2-3回、自分の定着度に応じて英文を反復しつつ沢山の文章を読んだことで、単語も多く覚えられましたし、数回やることで一度やったことのある文章の分野についての背景知識も身に着けられました。
長文問題集おすすめの2シリーズを紹介します。
このシリーズの英文と問題はどれも良質で繰り返し説く価値があるので、ぜひやりこんでください!
⑴やっておきたい英語長文シリーズ(300,500,700,1000)
このシリーズは、私が紹介してきた勉強をやってきた方なら500と700だけやればいいと思います。
もし、500をやってみて難しすぎると感じたら300をやってみてから500に戻ってみてください。
1000はいわゆる”超長文”が出題される大学を志望する方のみやればいいです。(超長文はまた別に解き方があるので他の記事で紹介します。)
⑵関先生の英語長文シリーズ
このシリーズは全部やっちゃいましょう!!スタサプで有名な関先生の本ですが、英文の出題分野もまんべんなくカバーされていて問題も良質です。なんてったって解説が超絶丁寧!!本当におすすめなので何も考えずにとりあえずAmazonでポチリましょう。
長文の勉強の仕方は、本によってそれぞれおすすめのやり方が載っているのでそれに素直に従うのがベストです。
目次の次くらいに本の進め方が載っているので、よく読んでやってみてください。知らない単語を見かけたら単語ノート作るの忘れずに!!
順番としては、
やっておきたい500→ 関先生300→ やっておきたい700→ 関先生500→ 関先生700
☑過去問演習
ここまで来たら、いよいよ過去問演習に入っていきます。
過去問は、
・志望校がどのような傾向の問題を出してくるか
・自分の今の実力と本番に必要な実力がどのくらい離れているのか
を知るために行います。
早くて9月、遅くても11月には過去問演習に移っているのが理想です。
実際に過去問を解いた際に、あと1-2割で合格点に届きそう、くらいの実力であるのが望ましいです。あまりにも合格点とかけ離れていた場合は自分に何が欠けているのかを分析し、基礎学習をもう一度やってから戻ってくるようにするとよいと思います。
過去問演習については、また詳しく書きたいと思います。
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- 単語王
- 全解説頻出英熟語問題1000
- Forest
- Next Stage
- 全解説頻出英文法・語法問題1000
- 基礎英文解釈の技術100
- ポレポレ英文読解プロセス50
- やっておきたい英語長文500,700,
- 関先生の英語長文300,500,700,
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☑まとめ
私が受験生の時にたどり着いた最も効率的な勉強法をお伝えしてきましたが、いかかだったでしょうか?
この勉強法は決して”楽”なものではありません。そもそも、英語は”努力”の科目なので楽して成績を上げることはできませんが、逆を言えば努力がそのまま結果に直結するので面白い科目でもあります。
もう一度重要ポイントをまとめておきます。
- 英語の勉強は1つの参考書を繰り返しやりこむことが大切。
- 土台固めを大切に。
- 英単語・熟語→文法→英文解釈→長文読解
- 過去問は早めに取り組む
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かなり長い記事でしたが、最後まで見ていただきありがとうございました。 これが皆さんの成績アップのきっかけとなれば幸いです。
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